なぜ俺は逮捕されたのか。地獄の夏談義を添えて
俺は2012年の1月に大麻を密輸入したとして、成田国際空港で緊急逮捕されました。
懲役6年6月の刑に処されました。(罰金とか追徴金もあった)
服役期間は2012年7月31日~2017年10月31日までで、2017年の11月1日に仮釈放となり、今は晴れて社会生活を満喫中という事なのですが・・・
本当に楽です。
まず、リアルタイムで思うことに夏の過ごしやすさがある。
比較してみようか。
まず刑務所の夏。
・冷房なし
・扇風機なし
・居室にいる間のみうちわ使用可(使い回しなので穴があいてたりする)
・運動中、トイレ中はなぜかうちわ使用不可
・生活空間は基本的に3畳一間の密室でひたすらに蒸し暑い(通気口とかはあるけど)
・↑窓はあるけど開くのは10センチくらい
・↑夜間に窓を開けると立て付けが悪すぎて虫が大量に部屋に侵入してくる(刑務所は常夜灯が本を読めるレベルの明るさ)
・↑必然的に寝ている間は窓を開けられず、必ず暑さで数回目を覚ます(窓開けてたらハチとか入ってくるから終わり)
・刑務作業中は半袖の肌着を着用した上に長袖の作業着を着用、下は長ズボン
・↑もちろん冷房なし
・↑扇風機はあるけどなぜか風を直接あててはいけないという決まりがあるらしく全て上を向いていて無意味
・昼食時は狭いスペースに何十人も詰め込み、保温器であっつあつに保温された激熱飯を肩を寄せ合って食べるため、全員服がビチャビチャで塩が浮くくらい汗をかく
・風呂上がりに涼む時間がないため、風呂で体をきれいにした5分後にはもう汗だくで、服もビチャビチャ
とまあとりあえずこの辺にしておくけど、
まあひどかった。本当に暑かった。
本当に本当に暑かった。
思い出しただけで暑い。
俺はそんな夏を5回も過ごした。
となると、本当に社会の夏はイージーモードとしか言いようがなくなります。
もう比較しなくていい。刑務所の夏をざっと箇条書きしただけで十分。
本当に本当に暑かった。
だからこっちの夏で苦しいと思うことがない。
そんなに汗をかき続けることがないし、
汗かいてもすぐに乾かせるし、
一日中汗かいて、汗がひく時間がなくて、ビチョビチョの服をずっと着て、そのまま寝なくていいし、
暑すぎて目が覚めることもないし。
とにかくこんなんで暑い暑いって言ってへばるなんてことがなくなっただけでも俺は成長したと思う。
俺は刑務所の夏を経験したことで、夏を余裕で過ごせる人間に成長した!
マジでぬるいな~こっちの夏!
俺のこの思いを、『気温に左右されない強さ』と、かっこいい言葉にしておこう(笑)
ね(川≦ ° )