彼女なんて必要ないと7年言い続けた俺に彼女ができた理由
2019年4月、彼女ができました。
できましたって言うと、今までは欲しかったのにできなかったんだねって感じに聞こえるけど、
決してそうではなくて、意図して作っていなかったってのが実態です。
その辺の詳細、僕の考え方については過去エントリ参照。http://matsuketsu.hatenadiary.jp/entry/2018/08/27/122239
ほとんどが刑務所に入っていた期間ではあるんだけど、僕に彼女ができたのは結果として、
7年以上ぶりのことでした。
出所してから彼女をつくるに至るまでの1年5ヶ月の間、女性に対して何度か感情的になったこともあった。
あったんだけど、感情が理性に勝ることは一度としてなく、彼女をつくりたい、この人と付き合いたい!と思うことはなかった。
生涯独身で過ごすつもり⇒その前段階である彼女を作る必要性がない⇒誰とも付き合わない
という帰結は僕にとって腑に落ちるものだったのでそのまま実行していたんだけど、
情緒が安定していない僕は度々女性を、快楽のためだったり、束の間の安心を得るためだったりして、求めることがあった。
でさ、そこで毎回そういうことができればいいんだけど、そうじゃない時ってのも往々にしてあったわけ。
そういう時には、彼女がいればなって考えたりもしたんだよね。赤裸々な告白してるけども。
でも、それって将来的な目標からの逆算をして出した結論じゃないから、かかるコストがただの浪費になる。
僕は、自分の理想に近づくために使える資源を、ただ欲望を満たすためだけに浪費したくなかった。
彼女なんかつくったら、精神的にも金銭的にも負担が大きくてそこに人生の時間が大きく奪われてしまう。
6年間の遅れを抱えた僕は、決してそんなことをしている場合ではなかった。
そうこうしている内に刑期満了の日を迎え、移動の自由を得た僕は都内で就職をし、帰住地である地元大阪を離れた。
東京という地に足を踏み入れた僕には全てが新鮮で、毎日本当に楽しくて、お金はなくとも希望があって、今もそれは変わらない(悩みは多いけど。行動あるのみ!)。
だって、毎日塀の中で『るるぶMAP東京』を眺めながら、ああでもないこうでもないって夢想していた日々が現実になってるんだよ。
僕にとって東京で生活するということは、あの辛かった6年間が過去のものになったってことの証明でもあって、行動するためのモチベーションでもある。
話が横道に逸れたけど、そんな街、東京で出会った女性と、僕は今付き合っている。(臭い。臭すぎる)
で、肝心の理由なんだけど。
僕が決意を翻した理由については、僕の心の変遷について順を追って説明する必要がある。そちらについては別エントリに記載したいので後日。
なので今回はその理由を簡単にまとめておこうと思う。
家族が欲しくなった。
その一言に尽きるのかもしれない。
付き合うことを決める前に、何度も自問自答した。
ただ感情的になって盛り上がってるだけじゃないのか?
感情を基にした決断は、感情の変化によって簡単に覆る。
この人と付き合って何がしたいんだ?
目的のない交際はただの浪費だ。
僕と付き合うことで、相手にどんな利害が発生する?
相手の意思や生活を尊重できないのなら、その関係性が良いものになることはない。
思考を繰り返して出た答えは、この人と付き合いたいというありふれたものだったんだけれども、これまでとは全く種類の違う、意味のある"付き合いたい"だった。
めちゃくちゃ不器用だし、生きるのが下手くそだし、性格も難だらけの人なんだけど、僕はこの人に自分の資源を使うことを決めた。
この人と共有する今と未来を、僕の生きる目的の一つにした。
ではなぜその人を選んだのかってことなんだけど、
それについては僕が彼女をつくった理由とは別の話になるし、何よりいわゆる惚気話になってしまうので自粛しておこうかと思う。
勿論、既に十分な惚気話になっているということには気がつかないふりをする。
さてさて、これでもう彼女なんていらないってドヤ顔で語ったって説得力がなくなってしまうな。
それでもやはり、多くの人にとって恋愛は非常に無駄の多い高コスト低エネルギー高リスクな選択であると思うよ。
大概目的の設定や意思の共有をしてないもんな。
そんなことよりやることあるでしょって。
人生は有限なんだから、どうせ終わる関係性に資源を使わずに生産性を上げていかないと。
ほら、全然説得力がない(笑)
ね(川≦° )