友達となら起業するよりYouTube
先日、友人とYouTubeチャンネルを開設したのだが、
実はこの試み、起業の代替案という意味合いが強いものだった。
元々、俺も友人も学生時代から起業というものに憧れを抱き、仲間と楽しみながら稼ぎたいという気持ちを強く持っていた。
友人は実際に友人同士で起業していたし、俺も友人が起業した会社で働いたりしたのだが、
結論から言うとどれもうまくいかず、俺に関して言えば友人との関係性に禍根を残すような別れ方をしてしまっていた。
友人同士で同じ目標を共有し、同じ立場で働くことになったとしても、
仕事をしていく中で徐々にパワーバランスが形成されていく。
元々友人同士というフラットな関係性を持ってはいるものの、やはり組織の中では経営者の判断に圧倒的な力がある。
そうすると、徐々にではあるが友人としての関係性と、組織の中での関係性に矛盾が生じてくるわけだ。
その矛盾は不満に変わり、仕事をしていく中で、方針であったり金銭のことであったり、納得のいかないことが出てくるたびに増幅されていく。
こうなると、友人に対し、友人としての見方よりも、組織としての見え方ばかりが大きくなっていってしまう。
これはとても苦しいことである。
もはや友人はただの友人ではなく、利害関係が複雑化し、自己の利益を最大化させるための対象になっていってしまうわけだ。
やはり仕事というのは自己の利益を追求するために行っているのだなとつくづく思うのだが、そこに友人関係を持ち込んでしまった以上、関係性に亀裂が入ってしまうのは仕方のないことである。
うまくいってるときは良い。
問題はうまくいかなかったときだ。
当然のことながら、会社の経営というのは困難の連続である。
うまくいかないことが山ほどある。
そこに耐えうるだけの信頼関係、精神力が不足していれば、待ち受けているのは別れのみ。
こういった流れで別れを経験した人も少なくないはずだ。
友人同士での起業は難しい。
別れを覚悟でやらなければならない。
そこでYouTubeに話を戻すのだが、
YouTubeは仕事に似ている。
企画を練り、実行し、世間に公表する。
その反応を分析し、改善作業をしていく。
現状、金銭が発生していないので利害関係が複雑になることもなく、楽しく作業をすすめられる。
今後金銭が発生したとしても、お金の流れは簡潔であり、決め事が少なくて済む。
ここは友人関係を保つ上で非常にポジディブな点だと思う。
結論として、
友人同士でのYouTube活動は、起業に似た活動を、友人関係に亀裂を生じさせるリスクを軽減させた状態で実行できるとても楽しいものである。
おすすめなのである。
ね(川≦° )